抗ウイルス薬の種類
●GHの治療には、主に「抗ウイルス薬」と呼ばれるお薬が使われます。抗ウイルス薬は、ウイルスの増殖を抑える働きがあります。
●GHの治療に用いられる抗ウイルス薬の種類には、飲み薬(錠剤または顆粒)、塗り薬(軟膏またはクリーム)があり、症状が出ている部位や程度等により使い分けられています。また、この他に入院治療の際に点滴が用いられることもあります。
お薬の一般名 | 剤形 |
GHへの標準的な使われ方 |
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バラシクロビル | 錠剤・顆粒 |
1回1錠または顆粒1gを 1日2回、5日間 服用する。 |
アシクロビル | 錠剤・顆粒 |
1回1錠または顆粒0.5gを 1日5回、5日間 服用する。 |
軟膏・クリーム |
患部に適量を1日数回、7日間塗布する。 |
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ビダラビン | 軟膏・クリーム |
患部に適量を1日1〜4回、7日間塗布する。 |
※症状の程度などによって、お薬の量や服用回数・日数が変わることがあります。
再発抑制治療
私どものクリニックは、日本でも数少ないヘルペス(性器ヘルペス)の臨床研究機関でもあり、年間400人前後、1993年から2007年までで6,246例のヘルペスの患者さんの治療に関わってきました。
性器ヘルペスの大きな問題は、「回帰性発症」といい、再発を繰り返すことです。
再発の頻度は、人それぞれですが、年間に1~2回の方から、多い場合は、毎月2~3回も症状に悩まれている患者さんもいます。
再発の原因は、多くは抵抗力の低下したとき、たとえば、風邪を引いた、忙しく疲れている、不眠が続いた、などですが、中には飲酒、日焼け、性交渉、生理周期などと関連していることもあります。
また、再発を繰り返すこと自体が精神的なストレスとなって、自身の免疫力を低下させている場合も見られます。
当院の取り組み
当院は、日本でも数少ないヘルペス(性器ヘルペス)の臨床研究機関でもありヘルペスの新薬の治験や新しい診断法の開発をおこなってきました。
再発をさせないための再発抑制療法の治験等にも協力しておりましたので、再発等にて悩まれている方またパートナーなどへ移してしまうなど心配されている方は、来院の上、お気軽にご相談下さい。
発行:平成元年10月26日
掲載:週刊文春(10月26日号)
『こんな病気こんな治療 病院最前線ガイド'89』に早川謙一院長の記事が掲載されました。
[PDF:1.4MB]
発行:平成26年5月15日
掲載:週刊文春(5月8日・15日号)
病院情報ファイル2014『性器ヘルペス』に早川潤副院長の記事が掲載されました。
[PDF:1.6MB]